「自分は至って平凡である」と自負する、冷静で落ち着いた性格の大学生。
自宅は柑子商店街のちょうど真ん中に位置するパティスリー「タービュランス」で、兄の北本ソラと2人暮らし。

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何よりも平穏無事な生活を至上としている。一人でゆっくりと落ち着いた時間を過ごすことが何よりの幸福だったが、自由気ままな兄をはじめとする変人揃いの商店街住人や身近な人々、さらに突然日常を壊すかのように現れたナオによってその幸福は奪われることとなる。

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騒々しい面々を非常に鬱陶しく思っており邪険に扱うが、無愛想に振る舞いつつも本当はとても心優しいお人好しで、なんだかんだ彼らを放っておくことができない。その優しさ故にいつも厄介事に巻き込まれてしまい、常に胃を痛めている。
幼い頃は今よりもずっと内向的で、笑うこともほとんど無く家族以外には心を閉ざしていたが、ソラや行田モトハルの協力もあり他者に心を開くようになる。

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ソラとは歳が離れているので物心ついた時から彼の作るデザートを食べて育っており、その腕前は認めている。しかし無理やり自分を実家から連れ出したりする奔放な性格や血の通っていないような言動には辟易していて、「兄に似ている」と言われることを嫌がる。
ソラと違い両親との仲は良好で、長期休暇の際には必ず実家に帰る。

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ナオに対しては当初激しい不信感を抱いていたが、彼女の有り余る元気に振り回される内に、そのまっすぐな姿勢と自分にはない明るさや輝きに次第に惹かれていく。ナオの事をもっと知りたいと思うようになり、付き合いが長くなっても一切自分の素性を話したがらない彼女を不思議がっている。